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コンセプトの作り方【保存版】│ウェブサイト制作

コンセプトボード

サービス(商品)開発する上で最も力を入れるべき部分はコンセプト策定です。

今日はコンセプトの作り方について、司会者が行うべきその手順についてまとめてみます。

(なぜコンセプトが重要なのか?については後ほど別記事にて書く予定です)

 

具体的なイメージが湧くように今回はアクセサリーブランドが新規に立ち上げる通販サイトのコンセプト策定することを仮定して書いてみます。

1.コンセプトミーティングをする舞台を整える

 

コンセプトは自分一人で生み出すことができます。しかしメンバーがいる場合は当事者全員でブレスト(アイデア出しMTG)を実施し決めることが重要となります。

なぜならコンセプトを全メンバーで決めることはそれぞれの「当事者意識の高まり」、「コンセプト実現への熱意」を与えることができるからです。

旅の行き先を誰かが勝手に決め、それを押し付けられては楽しい旅行になりませんよね?

必ず全メンバーで議論してください。

 

具体的には、下記3点をご用意ください

 

 1.お菓子を用意する(アイデア出し会議なので楽しくリラックスした状態で)

 2.付箋、ホワイトボードを用意する(アナログツールでクリエイティブな舞台作りを)

 3.メンバー全員を招集(オフィス、貸し会議室、自宅、お店、なんでもOK)

2.ミーティングスタート!まずはミーティングの目的を共有

 

コンセプトを決めるためのミーティングであることを伝えましょう。

また、コンセプトを決めることでメンバーで目指す夢、目標を明確にしたいという意思を伝えておきます。

 

最終アウトプットとしては「◯◯◯◯な通販サイトを作る」等テーマを生み出しましょう。

※20文字以内、覚えすいフレーズだとなお良い

また、コンセプトがしっかりしたプロダクトの実例を紹介することで、コンセプトの重要さ、モチベーションUPを計ります。

いくつか例をあげておきます。気になったら調べてみてください。

例)

・お母さんに嫌われないゲーム機(Wii) wii誕生秘話が詰まった本「コンセプトのつくりかた」

・誰もが恥ずかしがらずに質問できる場を(Yahoo知恵袋)知恵袋のコンセプト

・美意識のある超合理性(ユニクロNY)佐藤可士和インタビュー

・美しいカデン(アマダナ) アマダナコンセプト

・所有する喜び (クロムハーツ)

・ “ありそでなさそなものづくり”、“みんながよろこぶものづくり”がコンセプト。 (e.m.)

・ガボールを中心とした少数精鋭の職人同士の結束(ガボール)blog.skull925.jp/?eid=864157

・”物語”と”小部隊”かけ離れた相反するものが一つの終着点へと向かっていく(narrative platoon) www.narrativeplatoon.com/

 

3.ブレスト開始。まずは自由に話しやすい雰囲気を作るために話題を散らかしましょう

 

「何かいいアイデアありますか?」、「うちのブランドのコンセプトは何だと思いますか?」これですぐ出て来るのであればすぐコンセプトは決まります。

 しかしだいたいコレを出すことがとても難しいのです。(おそらく沈黙が続きます・・)

ならばまずはみんなが話しやすい内容をとにかく振ってあげましょう。

 

出来てきた回答は全て付箋に書いてホワイトボードにぺたぺた貼って下さい。

 

ネタフリに困らないように例をあげておきます。

答えやすい簡単な質問を心がけます。また、視点をずらしたりして発想を豊にしてもらいます。

アクセサリーブランドの場合、影響を与え得る登場人物が「顧客」、「作り手」、「バイヤー」、「PR会社」、「ファッション雑誌」になるのでそれぞれの視点から引き出すことも行います。

 

 1.うちのブランドのいい所ってどこだと思う?

 2.うちのブランドの悪い所ってどこだと思う?

 3.どんなサイトにしたい?誰に見て欲しい?

 4.どんなサイトがあったらすごい(便利)と思う?

 5.お客さんにこれまでどういったフィードバックをもらった?

 6.なんでブランド始めたの?

 7.憧れのブランド、サイトは?

 8.お客さんにとってアクセサリーって何だと思う?

 9.お客さんにとってアクセサリーがウェブでどう見れる(買える)といい?

 10.  バイヤーにとってアクセサリーって何だと思う?

 11.  バイヤーにとって便利なサイトって?

 12.  PR会社にとってアクセサリーって何だと思う?

 13.  PR会社にとって便利なサイトって?

 14.  ファッション雑誌にとってアクササリーって何だと思う?

 15.  ファッション雑誌にとって便利なサイトって?

 

また、時には下記4点の視点切り替えを行い、議論を掘り下げてみましょう

 

A視点を変える

(1) 位置を変える

(2)立場を変える

(3)方向を変える

(4)価値(気持)を変える

(5) 機能(働き)を変える

(6) 目のつけ所を変える

(7)データ(情報)を変える

 

B見かけを変える

(1)カタチを変える

(2)大きさを変える

(3)量を変える

(4)性質を変える

(5)状態(あり方)を変える

(6)動きを変える

(7)位置(順序)を変える

(8)構造(仕組み)を変える

(9)関係(つながり)を変える

(10) 似たものに変える

(11) 現れ方(消え方)を変える

 

C意味を変える

(1)まとめる(一般化する)

(2)具体例で考える(具体化する)

(3)言い換える

(4)(全体と,他と)対比してみる

(5)区分を変える

(6) 連想する

(7)喩(たと)える

 

D条件を変える

(1)理由(目的)を変える

(2)目標(主題)を変える

(3)対象を変える

(4)主体を変える

(5)場所を変える

(6)時を変える

(7)やり方を変える

(8)水準を変える

(9) 前提・制約を変える

4.散らかった付箋をグルーピングして一旦整理→キーワードを抽出しましょう

 

ランダムに張られた付箋達をカテゴリ毎に整理し、まとめてみましょう。

そしてグループ化した付箋の中から「キーワード」を抽出してみてください。

キーワードを並べてみて、さらにどのキーワードが大切か考えてみましょう。(1~4つ程度選定)


※青い付箋が細かいアイデア。カテゴリ毎にグル―ピングさせ、キーワードを黄色の付箋でまとめる。

”ハンドメイド”であることが大切なのか。”シルバー”アクセサリーであることが大切なのか。

”プレゼント”として買って欲しいのか。

 

・・・誰に、何を、どんな風に提供して、その人たちにどうなって欲しいのか。

5.キーフレーズを融合させて、コンセプトキーワードを作ってみましょう

下記は高級飲食店のコンセプトキーワード策定イメージです。

※参照元:ascii.jp/elem/000/000/546/546682/index-2.html

6.5W1HでUX(ユーザーエクスペリエンス。ユーザー体験)設計してみよう

 

キーワードのみではまだしっくりこない場合はさらに細かくユーザーにどんなことを提供するのか5W
1Hで考えてみます。

What ショップの目的や意義は何でしょうか?

→感度の高いユニークなアイテムを提供する

Who 誰がブランドを利用するのでしょうか?どんな人に使ってもらいたいですか?

→感度の高い人。外人。またはそれに憧れている人達

When いつ利用するのでしょうか?(時間帯、曜日、シーズン、といった軸で考えてみるとよいでしょう。)それを考えた時に使いやすい状態になっているか?

→なんかいいものないかな?と思った時にお買い物として。

パソコンでウェブサイトを。

Where どんな環境でブランドを利用するのでしょうか?(自分用の場合、デートの時?パーティーの時?日常?)

→普段使いで自分用

 

Why なぜ通販にこだわるのですか?他と比べてどんな優位性があるのでしょうか?

→イニシャルコストがかからないから(賃貸しなくても実店鋪をウェブに出せるから)

 

How どのようにブランドを利用するのでしょうか?(この部分を膨らましたものが、「ターゲットユーザー像をつくる」で述べたシナリオになります。)

→・※利用シーンシナリオ

1.自分が好きなファッションピープルが紹介していた

2.それを見に行った。確かにいいものあった

3.買いました

4.感度の高い人になれた → 今度は自分が1になって他人に紹介する

7.コンセプトを20文字以内でまとめましょう

 

最終アウトプットとしては「業界人が集まる通販サイト」等の覚えやすいコンセプトを生み出しましょう。

※20文字以内、覚えすいフレーズだとなお良い

 

このコンセプトが今後サービスの軸となります。

製品の色、デザインを決める時や、機能設計、PR出稿先媒体を検討する際にこの軸をベースに検討すれば自ずと答えが出てくるはずです。

参考)

wii誕生秘話を交えてコンセプトの作り方について紹介されている本です。このブログで紹介されている内容はこの本から影響されています。オススメです。

websae.net/concept_diagram_20130327/

ascii.jp/elem/000/000/546/546682/index-2.html

www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod0111.htm#1%EF%BC%8E%E4%BC%81%E7%94%BB%E3%81%AF3%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%95%8F%E3%81%84%E7%9B%B4%E3%81%97

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