/ posted by yamayoko
通販サイトを作った後すぐやるべきこと7選
ファッション通販サイトをリリースしたけど次にどうしたら良いかわからない方、既に運営中の方へ。
「作った後すぐに」と言うよりもリリースと同時にやっておくべきこともこちらに含めて御紹介しております。
アクセス解析タグはやっておけばよかったと後悔しても、過去のデータはもう2度と手に入りません。
SEO対策なども早めにやっておくに越したことはないので初めに確認しましょう。
とても重要な物から順番に紹介していきます。
1. 自分で買う
まずは自分のお店を使ってください。問い合わせ〜購入まで、お客さんになりすまして使ってみてください。
するとどう考えても治すべき箇所や、反対に良い所(自店の強み)に気付くことができます。
信じられないぐらいショッピングカートの速度が遅かったり、ほとんど在庫がなかったり、カスタマーサポートがもの凄く感じ悪かったり、会員登録がそもそもできなかったり・・・・
もちろんPCもスマホも両方チェックしよう。
2. Google Analytics登録(コンバージョンタグ含む)
グーグルアナリティクスとはあなたのお店のどのページに何人お客様がきたのかをみることができるツールです。
絶対に設定しましょう。
通販サイトの良いところの一つは「数値で見れる」ことなのでデータは必ず取得してください。
設定方法参考:
ecclab.empowershop.co.jp/archives/716
3. Google Webmastertool登録
Googleウェブマスターツールではあなたのお店の健康状態、やって来るお客様についての情報を得ることができます。
お客様の動向とお店の状態を確認する「監視カメラ」みたいなものですね。
急激なアクセ数数増加(現象)等、大きな変化が発生した際にはメールで通知してくれます。
・あなたのお店がGoogleさんに認識されているかがわかる。
・あなたのお店にウィルスが感染していないかわかる。
・サイトにGoogleさん(クローラー)を呼ぶことができ、Googleへの登録を促すことができる。
・どんなキーワードで検索した時にあなたのお店がGoogleで表示されているか分かる。
・「◯◯」で検索した際、何回あなたのお店が表示されて、何人あなたのお店へ来店したか分かる。
・どのページへの訪問が多いか、どんなキーワードからの訪問が多いかがわかる。
・あなたのお店を紹介してくれている他サイトが把握できる。(被リンク)
あなたのお店がウィルスに侵されていてもwebマスターツールが入っていないと気付けません。
もし大切なお客様の個人情報が漏洩していたら、損害賠償です。
2014年4月7日に、あなたのお店の「鍵」にあたる暗号通信ソフト「OpenSSL」に重大な脆弱性が見つかりました。
あなたのお店の個人情報が漏れている可能性があります。必ずチェックしましょう。
(webマスターツールだけでウィルス感染のチェックが出来るわけではありません。詳しくはシステム担当者へ確認しましょう)
Open SSL脆弱性について:
itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140413/550222/
webマスターツール登録方法:
www.belka.co.jp/entry-1296/
4. 表示速度チェック
どれだけCOOLなデザインでも、どれだけ使いやすいUser Interfaceでもサイトの表示速度が遅くては全てが水の泡だ。
一般ユーザーは恐ろしいぐらいに待ってくれないので十分に気をつけてましょう。
サイト表示速度チェックツール:
gtmetrix.com/
5. 日報
日報レポートを作成することでお店のことが良く見えてくる。
1日の来店数がたった10名では売れるわけないのだが「こんなにかっこいいサイトなのになぜ売れないんだろう」と悩んでいる場合が少なくない。
また、顧客の顔も見えてくる(例えば「東京よりも地方のお客様で、お金持ちな買い方をするお客様が多い」等)
以下、参考程度にサンプルをご紹介します。エクセルでグラフをつけて作成しましょう。
■概況 ◯月×日(金曜日)*祝日
・引き続きカート投入率の低迷が続いている。
・昨日プレゼント応募バナーの導線を貼った
■アクセス数
・777名来店
・平均3分33秒滞在
・人気商品カテゴリ
1.ワンピース一覧ページ 2.TOPS商品一覧ページ 3.新着商品一覧ページ
・カート投入率 3.0%
・コンバージョン率 0.50%
■サマリー
・売上 100,000 円
・商品単価 10,000円
・客数 5 件
・客単価(注文単価) 20,000
・個数 10 個
・セット率 2.0%
■会員獲得数推移
・新規会員10名
(・内メルマガ会員3名)
■売り上げ分析
・顧客名
・年齢
・地域
・購入品
・単価
・決済手段
・流入経路
・その他
6. 競合サイトチェック
あなたのお店が例えばセレクトショップの場合、まったく同じ商品を販売している可能性はありますね。
隣のお店が同じ商品を1000円で売っているのにあなたのお店で2000円で売ってもなかなか売れませんね(その他条件が同一だった場合)
「価格優位を取れ」という意味ではなく商圏状況を把握しましょう。
「うちのお店が価格は少し高いけど送料無料即日配送で勝負!」もよろしいと思います。
・出店店舗
・価格
・付加価値
・送料
・返品
・配送日
7. titleタグチェック
webサイトは1ページ1ページそれぞれに「ページタイトル」がついている。
このページタイトルはGoogleやYahooの検索エンジンに認識されるかどうかの重要な要素になっています。
ページのソース(HTML)を確認し、お客さんが検索した際にひっかかりやすいキーワードになっているか確認しよう。
*右クリック>ソースを見る で確認できます
もしも適切なタイトルが設定されていない場合はすぐに構造を修正した方が良い場合がある。
商品名を検索して来店してくるユーザーは購入確率がきわめて高いので逃さず獲得しよう。
まとめ 「自分のお店の状態を明確に把握しよう」
通販サイトを作ったらまずは現状をしっかりと把握するために今回紹介した7つ項目を実践する必要がある。
実店舗は顧客の顔が見えるので良いが、通販ではどうしても見えづらい。
実店舗として想像した際に、例えば自分のお店の隣にどんなお店があるのか。
1日何名来店しているのか。
誰がどんな商品を買っているのか。
自分のお店はデパートのフロアマップ(検索エンジン)にはどんな紹介のされ方をしているのか。
実店舗だと思って想像してみよう。
お店と通販サイトの比較をした過去記事もあるので参考にしてみてください。
過去記事:ネット通販担当者が結果を出すために意識すべきたった一つのこと
www.venturenow.jp/column/yokoyama/20130508020367.html