/ posted by yamayoko
ファッション通販サイトの平均KPI(指標)
通販サイトの各指標(グーグルアナリティクス)数値が良いのか悪いのか、参考程度に平均的な数値をまとめた表を作成しました。
ブランド公式通販サイト、通販専門サイトを想定しています。
(zozo townのようなECモールは検討外)
横軸をブランド力(≒認知度)の強さとし、その力が強ければ各指標が高くなっているのがわかります。
(イメージ的にはスタートアップブランド → 中堅ブランド公式通販 → 有名ブランド公式通販 といった感じでしょうか)
▼KPI ブランド力▶ | [低] | [中] | [高] |
/リピート購入率 | 10% | 20% | 30% |
/リピート訪問者比率 | 35% | 50% | 70% |
/直帰率 | 50% | 35% | 20% |
/訪問時の平均滞在時間 | 2分 | 3分 | 4分 |
/訪問別ページビュー | 3PV | 6PV | 9PV |
/カート投入率 | 3% | 5% | 7% |
/購入成約率 | 10~25% | 10~25% | 10~25% |
/コンバージョン率 | 0.5% | 0.8% | 1.5% |
*カート投入率=カート投入数 ÷ 商品詳細ページのPV数
*購入成約率=注文数 ÷ カート投入数
*広告による集客をどれほど実施しているかによって変動する。(ロイヤリティーの低いユーザーが多数訪問することになるので各指標が下がる)
UI(ユーザーインターフェース)改善により、スタートアップブランド通販でもコンバージョン率を1%にすることは可能だ。
*カート投入率の改善方法については過去venturenow寄稿記事にて紹介済
www.venturenow.jp/column/yokoyama/20130909020781.html
しかしそれがブランドの長期的成長に与えるインパクトは小さい。
良い商品、良いサービスを提供し、また買いたいと思わせるお店にすることが最も重要だ。
そしてそれを確認することができる数値は「リピート購入率」「リピート訪問者比率」だ。
カート投入率をあげれば一時的に売上をあげることはできるが、優先順位は下げてほしい。
売れるお店=良いお店だ。
愚直に良いお店になるよう、努力と工夫を繰り返すより他ないので「どうしたら顧客が喜んでくれるか」をひたすら考えよう。